一日一人当たりの水質汚濁排出量は、果たして
どれくらいなのか?

水質汚濁

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水質汚濁

世界で深刻化され続けている水質汚染。
日本では、一体どんな現状なのでしょうか?

「生活排水」とは、トイレ、台所、洗濯、風呂などから出される日常生活に 関わる排水のことを言い、先に記述した通り、川や海に流される汚濁の70%は 私たちの日常生活から毎日排出される生活排水だと言われています。
ひと言で「生活排水」と言いながらも、大きく分けると「生活雑排水」と 「し尿」の2分類になります。

「し尿」とは、トイレから出される排水のことを言い、家庭から出される 汚濁のうち、BODは26%、窒素の75%を占めています。
「生活雑排水」とは、し尿を除く排水のことで、台所、洗濯、風呂などから出される排水の ことを言い、家庭から出される汚濁のうち、BODは74%、窒素の25%を占めています。

それでは次に、その処理と行方について探ってみると・・・
私たちの暮らしに関係のある処理浄化槽には、「単独処理浄化槽」と「合併処理 浄化槽」の2種類があります。

「単独処理浄化槽」とは、し尿のみを処理する浄化槽のことを言い、この浄化槽に よる処理では、雑排水が未処理のまま川に放流されることになり、河川等の汚濁の 原因となります。
2001年4月、浄化槽法の改正により、新たに設置することは禁止されています。
「合併処理浄化槽」とは、し尿と雑排水の両方を処理する浄化槽で、 所定の処理性能ができるものをいいます。

そう言いながらも、問題視されているのは台所からの「生活雑排水」で、 なんとなく流している食べ残しや油の始末が、最新の浄化槽を使用しても 取り除けない、更なる水質汚染の天敵になっています。

具体的な数字が出てきたところで、1日1人当たりの水質汚濁排出量を見てみると ひとりが1日に使う水の量は250Lと言われています。

4人家族なら、250L×4人という計算になり、1000Lという驚くべき数字になってきます。
2008年3月の人口統計データでは、日本だけで1億2500万人。
ひとりの心がけしだいで、50〜70パーセント近く減らすことも可能だとも言われています。
日々、人間が使用する水の量は、果たして・・・。

【水の汚れを度合いを示す指標のひとつ「BOD」を知っていますか?】

水中に十分な酸素があることは、魚や水中昆虫が生息するための基本条件 だけではなく悪臭の発生を防止することにもなります。このことから、 水の度合いを示す指標としてどれくらい水中の酸素を使うかということを表す 「BOD」を用います。
水の汚れというのは水中の栄養分であり、微生物も私たちと同じように 栄養分と酸素を必要とします。「BOD」とは、微生物が水の汚れを分解する ときの酸素の量であり、水中の酸素が使われて少なくなってしまうと、 悪臭の発生や魚の大量窒息死などの問題が発生するのです。
ですから、「BOD」が高い水を流さないようにしないといけないのです。
*通常水に溶けている酸素の量は約10mg/LですからBOD43gの汚れは 43gの酸素、つまり約4300L分の水を使うことになるのです。

【環境省生活排水読本より】
http://www.env.go.jp/water/seikatsu/