海、川、そして人への影響

水質汚濁

関連記事
テーマ

水質汚濁

人を基準に考えるのであれば、水質汚濁の影響として、代表的なのが、公害です。
高度成長期に入り水質汚濁による被害が起こっていたのは、1950年代から有明海で水俣病、 1960年代に神岡鉱山下流でイタイイタイ病、阿賀野川で第二水俣病など、 人間にとって深刻な被害をもたらしました。
これは、水質汚濁によって、その汚染された水を飲んでしまったり、体内に吸収した ことによって影響が出てしまったと言われています。

その後、水洗トイレが普及しましたが、生活排水の不十分な処理により、その水は 瞬く間に多くの河川や湖沼が高濃度のBOD成分により汚染されてしまいました。

また、多くの工場がある地域では、工場排水による水質汚濁の影響は高く、 川や海が汚染されていったのです。
その後は、工場排水には様々な法的規定があることから産業排水の 問題視の傾向は薄れてきました。

ところが逆に、現在では、産業排水を上回る生活排水による汚染が問題となっています。
中性洗剤による赤潮発生の問題など、生活排水にまつわる海、河川、そして人への影響は 過去から現代まで、そしてこれからの私たちへの影響は、ふだん気付かない見えないところで その恐怖の実態が明らかになるときは、刻々と迫っているのです。

海の生態系を破壊してしまったがために、汚染された海に暮らす動物や植物も、 人間と同じく被害を受け、絶滅してしまったものもいます。

何気なく流している生活排水によって、水質汚濁が起こり、海や河川に異常をもたらす。
そこに暮らす魚や生き物を食す私たちに、結果、その被害は還ってきているのかもしれません。